平成29年度全国高等学校定時制通信制体育大会 第48回剣道大会 神奈川、涙の2部門奪還

 

平成29年8月7日(月)、全国高校定時制通信制剣道大会が日本武道館において開催された。
この大会では、何と言っても神奈川Aチームが男子団体戦において築き上げてきた25連覇という数字がきわ立っていた。神奈川Aチームは、陸上自衛隊高等工科学校(横浜修悠館高校)の生徒による単独チームである。この流れが大きく変わったのが昨年と一昨年。2年続けて東京チームが4部門(男女団体・個人)を制覇してきたのである。とくに男子団体戦では2年続けて東京Aが神奈川Aを下していただけに、神奈川Aとしては王座奪還への思いはより高まっていたことであろう。
団体戦に先がけて実施された個人戦決勝では、破竹の勢いで勝ち進んでいた東京の1年生・福嶋(科学技術学園高校)に対し、横浜修悠館高校の田中が長期戦の末に勝利を収めた。直後に団体戦の決勝戦が行なわれたのだが、東京Aの先鋒だった福嶋は結果的に個人戦と連戦を強いられることになった。個人戦と合わせて、これがこの日12試合目となったのだが、これは1年生には体力的にかなり厳しかったであろう。団体戦決勝では引き分けに終わっている。
試合が動いたのは次鋒戦で、神奈川Aの1年生・大田が二本勝ちを収めた。その後は引き分けが続き、1(2)─0(0)で大将戦を迎える。東京Aの大将・栗林が果敢に攻撃をしかけたが、対する神奈川Aの工藤がひきメンを決め、ここで自軍の優勝が決定。二本目開始直後には目の覚めるような跳び込みメンも追加した。昨年は敗れた瞬間に涙を流していた神奈川Aだったが、今年は選手・監督全員がうれし涙を流した。
女子の団体戦は、大会史上初となる兵庫県同士の対決となり、Aチームが優勝。女子個人戦では、中学時代に全国中学校大会にも出場した経験を持つ大塚(熊本・志成館3年)に対し、粘って機会を待った樋口(岐阜・華陽フロンティア)がコテを決めて優勝を果たした。

団体戦の王座を奪還した神奈川Aチーム

決勝戦では同県対決となった兵庫県女子チーム

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