速報!いわて国体 女子は少年・成年とも岩手が優勝、少年男子は長崎が熊本を下す

いわて国体剣道競技は、10月8日~10日の日程で、岩手県二戸市にて開催されている。初日の8日には成年女子、9日には少年女子、少年男子の優勝が決定した。

少年女子
岩手は1回戦で鹿児島を3―0で下す。先鋒阿部、次鋒瀬戸、中堅高橋(「橋」は異字体だが本稿は「橋」とする)が勝って勝利を決め、副将及川、大将髙野橋が引き分けという結果だった。2回戦は岡山との対戦となり、やはり先鋒から3連勝。及川も勝ったあと髙野橋は破れて4―1という結果で9日の準決勝にコマを進めた。
準決勝は好調の大分との対戦となった。大分は2回戦で茨城に3―1で勝っている。岩手は阿部が一本一本から勝利をあげると、次鋒瀬戸も続く。ここは3連勝とはいかず高橋が大分の久原に敗れるも、及川がコテを奪って勝ち、ここも大将戦にもつれ込むことなく勝利を収めた。
インターハイを制した中村学園女子高などがある福岡がブロック大会で敗退し出場していない中、注目されたのは、春の選抜を制しインターハイ個人1・2位を占めた東奥義塾の選手5名で固めた青森だったが、2回戦で青森と対戦した熊本が、先鋒から3連勝で勝利を収めた。層の厚い熊本だが、続く準決勝では愛媛が先鋒渡邊、次鋒安田と連勝、中堅戦は熊本の上田が勝つが、愛媛は副将杉野の勝利で熊本を下す。
岩手対愛媛の決勝。岩手は先鋒阿部が二本勝ちを収めると、瀬戸、高橋がそれに続き、1、2回戦と同じく3連勝で優勝を決める。髙野橋の勝利で4―1で勝負を決めた。岩手は全員が盛岡南高の選手。二つの中学校から3人ずつ入学した6人の3年生が、入学当初からこの日をめざして練習を重ねてきたチームである。

決勝、岩手の中堅高橋がメンを決める。dsc_1188

優勝を果たした岩手チーム
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少年男子
四つの高校の選手で構成する地元岩手は、1回戦は先鋒から副将まで連勝し4―0で兵庫を下す。宮崎との2回戦は先鋒黒田、次鋒黒澤と連勝、中堅山口は破れるが副将佐々木が二本勝ちを収め、3―0で勝利。9日の熊本との準決勝にコマを進めた。
熊本は全国大会連覇を続ける九州学院高の選手4名に鹿本高の佐藤を加えた強力なメンバーである。岩手は先鋒黒田が鈴木を下す幸先のいいスタートを切った。熊本がすぐに鈴木の勝利で追いつくが、岩手は山口が佐藤を下して先に王手をかけた。しかし残る熊本のメンバーは数々の修羅場をくぐり抜けて栄冠を手にする原動力となってきた梶谷、星子の二枚看板。岩手の副将佐々木、大将皆川を抑えて2人が勝利し、地元岩手の夢を打ち砕いた。
決勝で熊本と対戦したのは島原高の5人で固めた長崎。準決勝では好調の北海道を、先鋒長谷川、中堅岩永、副将江川の勝利で3―1で下している。九州学院高の最大のライバルと見られながらインターハイでは不本意な結果に終わった島原高は、リベンジに燃えていた。先鋒戦は熊本の鈴木が勝つが次鋒松尾と岩永の勝利で逆転、王手をかける。それでも熊本は梶谷が江川を下し、これまで何度も見せてきた二枚看板での逆転への流れをつくる。だが、中学時代から大器と期待された松﨑がここで奮起、渾身のメンを決めて星子を下す。松﨑によれば星子に勝ったのはこれが春の九州選抜大会以来2回目、敗れた回数は数えきれないというが、最後の最後でリベンジを果たした。
岩手は北海道を破り、見事3位を確保した。

決勝、大将戦で松﨑(長崎)が星子(熊本)にメンを決める
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優勝した長崎チーム
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成年女子
8日に1回戦から決勝までが行なわれた。岩手出身で青森の東奥義塾高を経て法政大学に進み現在4年生の岡崎、自衛隊大会で活躍する中村、病院に勤務する千葉という構成の岩手は、岐阜との1回戦でヤマ場を迎えた。岡崎が竹村を下すも、中村が岡安に敗れて1―1で大将戦となる。ここで千葉は荻田にドウを決めて2回戦へコマを進めた。2回戦以降は、岡崎と中村で試合を決めていった。中村は宮崎との2回戦は興梠、京都との準決勝は杉本と難敵が続いたが、見事に勝利を収める。
山本ら大阪府警勢で固めた大阪は、1回戦で山本が佐藤(法政大)に敗れたのが響き福島に敗退。正代ら警視庁勢力で固めた東京は初戦で正代が興梠に敗れるなどして宮崎に逆転負けと波乱が相次いだ。決勝で岩手と対戦したのは、平成国際大の図末、世界大会でも活躍した鷹見、千葉県警の中川という構成の千葉だった。ここでも岡崎が二本勝ちで勢いをつけると、中村が前半に鷹見に対してはなった上段からのメンが有効となり、一気に優勝を決めた。全勝で終えた岡崎、2回戦から難敵を下し続けた中村、唯一大将戦にかかった場面で踏ん張った千葉。見事な連繋で岩手が優勝を決めた。

決勝、中村が上段からのメンで鷹見を攻める
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優勝した岩手チーム(左から岡崎、中村、千葉)
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成年男子は2回戦(一部)以降、決勝までが10日に行なわれる。

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