剣道日本8月号

  • 2017/7/4

昭和51年創刊。剣道界の出来事を知り技術向上をはかるための専門誌

剣道日本8月号

●雑誌
●A4
●162ページ
●860円(税込)
●ISBN 03461-08

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特集 昇段審査 合格の実践例

多くの剣士にとって目標であり、稽古を続ける励みになっている昇段審査をテーマに、八段合格者をはじめ、道場や会全体での昇段への取り組み、高齢で合格した剣士たちなど、幅広く取材しました。
■角正武範士八段本誌では特集「基本シリーズ」などで長く解説をお願いしてきた角範士が、各段位審査における心構え(初段〜三段、四〜五段、六〜八段)、審査に落ちてしまった人へのヒント、高段位審査で大事にしたい「残心」の心得、懸かる稽古の大切さの4項目に分けて、審査の要点を説いています。審査での合否を左右する技術についても、例えば胴の打ち方、技を打った後の動作、残心など、合否を分ける細かな点について実際の動きを連続写真で解説しています。合格を目指す人には大いに参考になる内容です。
■外山卓治教士八段(熊本)/昨年4月に2度に渡る大地震の直撃を受けた熊本県益城町に住む外山教士ですが、地震から約半年後、21回目の挑戦となった昨年11月の審査で、八段に合格しました。「葡萄館」というレストランを経営している外山教士は、地震直後はライフラインが止まりテント生活を余儀なくされ、当然剣道も中断しました。全日本学生選手権大会のさいに友人に連れられて行ったスナックの雰囲気に魅了され、飲食店経営の道に進んだという、剣士としては変わり種の外山教士に話を聞きました。
■永松教孝教士八段(埼玉)/永松さんは高校生になってから剣道を始めましたが、初段も取得しないまま3年間でいったん剣道から離れ、社会人となって職場の剣道同好会に入会して再開しました。日本武道館の武道学園に入学して学び、サラリーマン剣士として剣道を続けてきましたが、平成28年に八段を取得しました。若い頃から「メモ魔」と周囲から呼ばれてきた永松教士が、指導者からの教えをどのように消化し、どんな稽古をしてきたか、基礎体力をつくるためにしたこと、どんな点に注意を払って剣道をしてきたか、などを聞きました。
■修猷館高校「木曜稽古会」(福岡)/今修猷館高校に勤務していた嶌末秀一教士と、今宿少年剣道部の指導者である山内正幸教士、そして一昨年逝去した金子信人教士の3人で約15年前に始めた木曜稽古会。この会からはこれまでにその3名を含む7名の八段が誕生しました。どんな稽古がその結果をもたらしたのでしょうか。今も六段、七段、八段を目指す多くの剣士が参加し、常時3〜5名の八段が元に立つ稽古会をレポートしました。
■田端天布館(東京)/田端天布館は、東京都北区で酒店を経営する草川功さんが、店を改装するさいに地下につくった道場です。試合場一面がギリギリ取れるという大きさですが、大学の先輩後輩などを中心に稽古会に来る人が徐々に増え、現在は登録人数40名を超えました。稽古ではビデオカメラを回して撮影し、稽古のあとはそのビデオを見て互いに批評しあいながらの「第二道場」となるそうです。八段を目指す60代70代が中心で、それぞれの道場では指導的立場にあり、周囲から意見を言ってもらう機会がない人が多いという稽古会では、その時間が自分の剣道を見直す貴重な機会になっているそうです。
■剣道新八段の横顔/恒例企画。今年5月の八段審査で昇段を果たした13名が、審査当日の心境や八段審査に臨むまでの稽古について綴った手記を、それぞれのプロフィールとともに掲載しています。
■段位称号合格者一覧/今年5月の剣道六〜八段、杖道八段および、三道称号合格者の氏名を掲載しています。
■今城柱本剣友会(大阪)/今年5月の審査で同じ剣友会に所属する69歳、75歳、80歳の3名が同時に六段に合格しました。子どもの影響で剣道を始めたという共通点を持つ3人に聞きました。
■山崎錠蔵さん(岐阜)/75歳から剣道を始め、86歳で初めて昇段審査に臨み見事初段に合格した山崎さん。全国的にも珍しい高齢の初段合格者は、今でも稽古の日は「毎日ドキドキハラハラ」だそうです。

特別企画 小牛田農林に伝わる乳井義耀の技

今年のインターハイ剣道大会は宮城県で開催されます。64回目を数える男子団体戦に、52回目の出場を決めたのが地元宮城の小牛田農林高校です(女子も出場)。他の追随を許さない記録を持つ小牛田農林の剣道を花開かせたのは、大正末期から戦後の昭和40年代後半に至るまで同校の師範を務めた乳井義耀(義輝、義博、義廣)でした。同校には高野佐三郎の高弟であった乳井が剣道の基本技を二十八本にまとめた「乳井義耀先生基本技」が代々伝えられてきました。現在は生徒に教える機会があまりないという佐藤充伸監督ですが、自らは師である宮澤保行範士からそれを伝えられ、豊富な技を使うことでは定評があります。中心を取ってまっすぐ打つ剣道が評価される傾向が強まる中で、これらの技を後進にどう伝えていくかが大きな課題と語る佐藤監督。それは現代の剣道界の課題であるともいえるでしょう。佐藤監督が現部員たちを前にして「乳井義耀先生基本技」の一端を公開してくれました。

寄稿 「居合道八段、範士称号審査中止」の報道に寄せて

本年5月の居合道八段、範士審査が中止となりました。本誌既報のように、審査にからんだ金銭のやり取りがあったことが理由で、全日本剣道連盟はその全容を解明する作業を進めています。この事態に居合道に関わる多くの人が胸を痛め、あるいはさまざまな意見を持っていることと思いますが、本誌に寄せられた3名の意見を掲載しました。

大会レポート

■関東実業団大会
■関東女子学生選手権大会
■全日本高齢者武道大会
■蔵の街剣志会30周年記念大会

表紙&インタビュー剣人

■村上雷多さん(大阪)/筑波大学で選手として活躍し、現在大阪体育大学の監督をつとめる村上さんが登場。昨年の全日本学生優勝大会で、関東の強豪を次々と破り優勝を果たした大体大チームのことを中心に語ってくれました。

好評連載

■「小説・虎中剣道部」/ついに最終回を迎えました。主人公木下素直らはどんなふうに旅立って行くのでしょうか。
剣・地・人/宮城県大崎市鳴子温泉で開かれた宮城県鳴子温泉神社奉納関東・東北高齢者剣道大会をレポート。高齢者が東北の名泉に集って和気あいあいと試合を楽しんでいました。
剣道男子ときどき剣道女子/舞台俳優として活動する元木亮介さんが登場。
思い出の一本菅原小織さん(大塚家具)が登場。
伸びる、伸ばす少年剣道/「解脱錬心館(埼玉)編」。応じ技の習得法、小さくて強い打ちの習得法を紹介。
■強豪・安房高校を育てた「所正孝の流儀」/「打たせ竹刀」で行なうひき小手の稽古を紹介。
■短期連載 剣士たちよ、日本刀を知ろう/今回は松葉國正刀匠の日本刀に対する考え方、刀づくりへの思いを紹介。
日本でつくる剣道具/前号に引き続き和工業(新潟)の、面金製造現場をレポート。
■「川上岑志 剣道の本筋」「馬場欽司 敗者はいらない」などの連載も大好評を得ています。

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